家具屋で椅子を見る時には、必ず裸足で座ってみる。一緒に見に来ている人がいる場合には、その人にも勧める。
長身でありながら、なおかつ靴を履いて椅子に座る人たちが考えた椅子を、彼らに比べれば背が低く、靴を脱いで椅子に座る事の多い私たちが選ぶ場合、これは、必ずしなければならない作法である...?。皆、恥ずかしがらずに、堂々と靴を脱ごう!
そんな中、チョット気に入ったのは、イタリア人デザイナー、マリオ・ベリーニがデザインした椅子。
キャブ
アームチェアー
座面が低く(彼のデザインした全ての椅子がそうというわけではないのだが...)、背もたれから肘掛けにかけての身の拠り所は、日本人の体にもフィットしそうな感じだ。お店の人の話によると、日本向けにデザインしたという事なのだが...(マリオ・ベリーニのサイトで確認できる)。
皮革や布で椅子を包むスタイルは、マリオ・ベリーニのトレードマークになっている。中には、薄いプラスチックの整形板が包まれているので、見た目はスッキリと薄く、それでいて体形に合いやすい。多角的視点からの配慮は、デザイナーがデザインした椅子らしい。
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