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デザイナー特集
コーエン兄弟

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 先日見てきた映画「バーバー」が印象に残っていて、ちょっとこの映画の事を調べていたら、結局、今月の特集は、「コ−エン兄弟」ということに。昔、コーエン兄弟の「バートン・フィンク」を見て、なんだかな〜と、いろいろ考えさせられたものですが、この映画も...考えずにいられない...まさに不条理の世界。
 思わず、学生の頃読んだカミュの「異邦人」の後書きにあったモデルにした人物...のことを思い出してしまった。
 映画の原題は、「The Man Who Wasn't There」...そこにいない人...存在しない人...ってことでしょうか。
 でも、どこか深刻にならずに済むのは、コーエン兄弟が作り出す映像の美しさや楽しさのお蔭なのかも。スローモーションで自動車が飛んでいったり、UFOになったりと、表情が緩んだりして。
(バーバー:2001年カンヌ国際映画祭 監督賞 受賞)

(C)2001 USA FILMS.LLC ALL RlGHTS RESERVED.


◆ジョエル&イーサン・コ−エン略歴

  [Joel and Ethan Coen (1955〜/1958〜)]

 ミネソタ州ミネアポリス出身。兄ジョエル・コーエンが1955年11月29日、弟イーサン・コーエンが1958年9月21日生まれ。両親ともに大学教授のユダヤ系家庭で育ち、ジョエル・コーエンはニューヨーク大学映画学科に入学、イーサン・コーエンはプリンストン大学で哲学を専攻する。80年にイーサン・コーエンがニューヨークに移ってきて、兄弟は同居を始める。ジョエル・コーエンは「魔界からの逆襲」やサム・ライミ監督の「死霊のはらわた」などの低予算ホラーで編集を手がける。イーサン・コーエンはデパート(メイシーズ)で働きながら脚本を書き始め、二人は共同で何本かの脚本を書き下ろし、買い上げられたものもあった。その1本が85年に公開されたサム・ライミ監督の「XYZマーダーズ」である。

 そして、80年に共同で脚本を書き上げ、81年に製作を開始、82年10月にシューティング、83年に編集、84年に完成。85年に公開にこぎ付けた「ブラッドシンプル」は、弟イーサン・コーエンが製作と脚本を担当し、兄ジョエル・コーエンがはじめて監督した作品である。メジャーの配給会社に断られ続けたこの作品は、後に協力者となるベン・バレンホルツの小さな配給会社によって配給され、話題を呼び大ヒット・ロングランとなった。結果的にナショナル・ボード・オブ・レヴュー(D・W・グリフィス賞)作品賞を受賞、“タイム”、“ワシントン・ポスト”、“USAトゥデイ”などのベストテンに選ばれ、全米批評家協会の最優秀作品賞を受賞し話題となった。

 一躍インディ映画界の寵児になったコーエン兄弟は、同じスタンスで87年に第2作「赤ちゃん泥棒」、88年に第3作「ミラーズ・クロッシング」、91年に第4作「バートン・フィンク」を発表。「バートン・フィンク」は、カンヌ映画祭で作品(パルム・ドール)、監督、主演男優(ジョン・タトゥーロ)の主要三部門を独占受賞、アメリカでもアカデミー賞三部門ノミネートを始め各批評家賞の部門賞を獲得した。94年には長年温めていた企画を、ジョエル・シルヴァーの製作協力のもとにワーナー・ブラザーズ映画として完成した。この彼らにとっての初のメジャー作品が「未来は今」。
そして『ファーゴ』(96)ではカンヌ映画祭最優秀監督賞、アカデミー賞最優秀脚本賞に輝いている。その後も、『ビッグ・リボウスキ』(98)、『オー・ブラザー!』(2000)で相変わらずの活躍を見せている。

 最新作は、再びジョージ・クルーニーと組む“Intolerable Cruelty”となる予定。

左:兄ジョエル・コーエン/右:弟イーサン・コーエン
バーバー ホームページより引用)

◆コーエン兄弟に関するDVD

 ●DVDの検索 ●洋書の検索 ●和書の検索

オー・ブラザー!
出演:ジョージ・クルーニー,ジョン・タトゥーロ
2000年 アカデミー賞脚色賞ノミネート
ゴールデン・グローブ賞:最優秀主演男優賞(ジョージ・クルーニー)受賞

 脱獄した3人の囚人(ジョージ・クルーニー、ジョン・タトゥーロ、ティム・ブレイク・ネルソン)が、かつて隠して置いた120万ドルを求めて旅に出る。しかしその道中で彼らが遭遇する、さまざまなけったいな出来事。果たして彼らは自分たちのお宝にたどり着けるのか?
 コーエン兄弟による、1930年代アメリカ南部を舞台に繰り広げられるロードムービーの快作。彼らならではのひねったユーモアが満載で、また今回は30年代前後のカントリー・ミュージックが劇中存分にフィーチュアされており、そちらの方でもにぎやかさが増幅している。デジタルを用いて、どこか退色したような色彩を描出した撮影監督ロジャー・ディーケンスの手腕もお見事で、懐かしくも新しいといった作品テイストが、よりあらわなものとなっている。

赤ちゃん泥棒
出演:ニコラス・ケイジ,ホリー・ハンター

 泥棒(ニコラス・ケイジ)と警官(ホリー・ハンター)がなぜか仲良くなってしまい、めでたく結婚。しかしなかなか子どもができずに悩んでいた折り、TVで5つ子が生まれたというニュースを聞いて「5人もいるならひとりくらい盗んでも!」とばかりに、夫婦で赤ちゃん泥棒を行ってしまうのだが…。
 コーエン兄弟の出世作ともいえるコメディ映画。冒頭の刑務所シーンからして、早くもコーエン映画ならではのひねった描写が矢継ぎ早に展開されていくおもしろさ。赤ちゃんを盗んでからのおとぼけとドタバタをミックスさせた騒動の数々も微笑ましく、しかも最後にはホロリとさせられてしまうのだから、なかなかしたたかなもの。後に続くコーエン映画の魅力を解析する上でも欠かせない佳作である。

ビッグ・リボウスキ
出演:ジェフ・ブリッジズ,ジョン・グッドマン

 “デュード”と呼ばれる無職の中年男ジェフ・リボウスキ(ジェフ・ブリッジス)は、ある日見知らぬ男たちから同姓同名の大富豪リボウスキと間違えられて暴行を受けてしまい、その賠償金を要求すべく富豪宅へと赴いた。しかし、時あたかもリボウスキ夫人が何者かに誘拐されており、デュードはその身代金受け渡しの役を引き受ける羽目になってしまう…。
 コーエン兄弟が仕掛けた、ユニークなヒューマンドラマ。あたかも1970年代そのもののテイストを引きずったヒッピーの主人公をはじめ、ひとくせもふたくせもあるキャラクターが次々と登場しては、その場を沸かしてくれる。幻想と現実を織りまぜながらの演出テクニックもまたユニークで、人生の悲喜劇をじんわりと描出させてくれている。

未来は今
出演:ティム・ロビンス,ポール・ニューマン

 舞台は1950年代のニューヨーク。ある大企業の社長(チャールズ・ダーニング)が自殺し、腹黒い重役(ポール・ニューマン)は、郵便係の青年バーンズ(ティム・ロビンス)を社長に据え、株価の操作を図ろうとする。しかし、バーンズが考え出したフラフープが大流行となったため、重役の思惑は崩れてしまい、慌てた彼はバーンズの失脚を企てるのだが…。
 コーエン兄弟が、古き良きハリウッド映画のロマンティック・テイストを復権させるべく製作したソフィスティケーテッド・コメディ。なぜかホラー映画の旗手サム・ライミが脚本とB班監督を担当している。名優P・ニューマンがめずらしくコミカルな悪役を快演。また主人公に協力する新聞記者役のジェニファー・ジェイソン・リーが卓抜した存在感をここでも示してくれている。

ファーゴ
出演:フランシス・マクダーマンド,スティーブ・ブシェーミ
1996年アカデミー賞 脚本賞受賞/監督賞ノミネート
1996年NY批評家協会賞 作品賞受賞
1996年 LA批評家協会賞 脚本賞受賞

 自動車ディーラーのジェリーが、借金返済のために軽い気持ちから、裕福な家庭で育った妻の偽装誘拐を工作し、義父からなんなく身代金をせしめようとした。誘拐を頼んだ大男と小男のコンビ。単なる偽装誘拐のはずが、運悪く死者3人を出す凶悪殺人事件に発展してしまう…。
 事件が思わぬ方向へ転がってしまったことで、妻そして義父をも死に陥れることになってしまった皮肉な事件の行方。その裏側に、犯人を追う妊娠中の女警察官マージの結婚生活がちょっぴりユーモラスに描かれていている。事件とは関係のないところで、まったく別の生活があるということを感じさせる。1987年ミネソタ州ファーゴで起こった実話をもとにした作品。

ブラッドシンプル/ザ・スリラー
出演:フランシス・マクドーマンド,ダン・ヘダヤ

コーエン兄弟が、デビュー作を自らの手で再編集したサスペンス・スリラー。主演は『ファーゴ』のフランシス・マクドーマンド。

コーエン・ブラザーズ・コレクション
出演:ティム・ロビンス,ジェフ・ブリッジズ

ティム・ロビンス主演の『未来は今』、フランシス・マクドーマンド主演の『ファーゴ』、ジェフ・ブリッジス主演の『ビッグ・リボウスキ』の3作品収録。

◆コーエン兄弟に関するビデオ

バートン・フィンク VHS
出演:ジョン・タトゥーロ
1991年カンヌ国際映画祭 パルム・ドール 受賞/ 監督賞受賞

コーエン兄弟の初期の代表作。

ミラーズ・クロッシング(字幕スーパー版)VHS
出演:ガブリエル・バーン

◆コーエン兄弟に関する書籍

未来は今
イーサン コーエン/ジョエル コーエン/サム ライミ(著)  伊多波 礼子 (翻訳)

大企業ハッドサッカー社の次期社長に、ニューヨークに出てきたばかりの青年、バーンズ君がいきなり抜擢された。憧れの街で成功し、恋も手にしたはずの彼だったが…。カンヌ映画祭で大絶賛を受けた現代のおとぎ話。

コーエン兄弟の世界 ビッグ・リボウスキ
トリシア クーク(編集) ウィリアム・プレストン ロバートソン(著), 池谷 律代(翻訳)

アメリカン・ポップ・カルチャーの乱打ともいうべき『ビッグ・リボウスキ』。遊び心あふれる本作を中心に、『ファーゴ』『バートン・フィンク』など、ディテールに凝り、レンズにこだわり、緻密にエピソードを構築するコーエン兄弟流映画作りを、彼らやスタッフのインタビューを交えて徹底解剖する。

◆コーエン兄弟に関するサイト

国内

バーバー The Man Who Wasn't There 公式ホームページ

コーエン兄弟の最新作、「バーバー」の日本語公式ホームページ

オー・ブラザー! 公式ホームページ

「オー・ブラザー」の日本語公式ホームページ。掲示板も生きています。

KINETIQUE ホームページ

「ブラッドシンプル/ザ・スリラー」を配給しているKINETIQUEのホームページ。

ファーゴ 公式ホームページ

配給会社「アスミック・エース」内にある「ファーゴ」の公式ホームページ。予告編を見たりサントラを聞くことができます。

ビッグ・リボウスキ 公式ホームページ

配給会社「アスミック・エース」内にある公式ホームページ。予告編を見たりサントラを聞くことができます。

cinematopicsデータベース

バーバー
赤ちゃん泥棒
オー・ブラザー!
ブラッドシンプル/ザ・スリラー
ビッグ・リボウスキ

海外

THE OFFICIAL THE MAN WHO WASN'T THERE WEBSITE

「バーバー The Man Who Wasn't There」のオフィシャルサイト。

THE OFFICIAL O BROTHER, WHERE ART THOU? SOUNDTRACK WEBSITE

「オー・ブラザー」サウンドトラックのオフィシャルサイト。サウンドトラックをチョコットだけ聞くことができます。

THE JOEL AND ETHAN COEN HOMEPAGE

熱烈なコーエン兄弟のサイト。全作品についてチェックできる。また最新の情報も アップされている。

MILLER'S CROSSING HOMEPAGE

「ミラーズ・クロッシング」のオフィシャルサイト。

You know, for kids! The movies of the Coen Brothers

コーエン兄弟の全作品+αをチェックできる。他のサイトへのリンクも多く、情報収集にはもってこい。

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